2拠点目としてのタイ。
毎月ベトナムとタイを行き来する自分目線で語ります。
結局どんなカテゴリーの人々と関わり、どんなライフスタイルを送るのか?
タイプチ移住
予算や滞在プランなどの現地でのライフスタイルをデザインする必要があります。
国内のプチ移住先の選択
やはり日本人も多く暮らす都会の「バンコク」が第一候補です。次に年金暮らしのリタイヤ組は物価が安い古都「チェンマイ」に多いです。ビーチリゾート好きで且つバンコクや国際空港へのアクセスを確保したい場合は「パタヤ」が人気です。そして、西洋人は南部のアジア屈指のリゾート「プーケット」を好みます。
- 首都都会:バンコク
- 北部の古都:チェンマイ
- リゾート:パタヤ
- リゾート:プーケット
居住エリア・部屋探し
どの都市にも日本人や他の外国人が多く住むエリアがあります。
滞在プラン・ビザの理解
日本国籍の場合、ノービザ入国で最大29泊30日の滞在が可能です。
- 観光ビザ(3〜6ヶ月有効)
- タイランド・エリートビザ(5〜20年有効)
- リタイヤメントビザ
- 投資ビザ
医療・保険の確保
- クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険
- 損保会社の海外旅行傷害保険
- 現地の医療保険
- 日本の国民健康保険の外療養費還付請求制度
バンコクの生活費
【固定】家賃・光熱費
タイで部屋を借りるのは超簡単。パスポート、初月賃料、2ヶ月分のデポジット(敷金)があれば即入居できます。相当な超高級物件でも無い限り入居審査は無いです。
BKK一般論:バンコクの場合、駐在の日本人はスクンビットエリアの「プロンポン」「トンロー」「エカマイ」辺りに多いです。単身駐在員だと25,000〜50,000THB、家族連れだと40,000〜80,000THBくらいのが相場。
一方で、現地採用や節約志向のロングステイヤーでもプール・ジム付きだと、スクンビットを外したBTS沿線上で少々立地が悪くても10,000THB以上はかかると思います。
バンコクのプール・ジム付きのコンドミニアム家賃相場
- スクンビットエリアの1BR:25,000〜50,000THB
- スクンビットエリアの2BR:40,000〜80,000THB
- オンヌット以東の1BR:10,000〜20,000THB
- オンヌット以東の2BR:20,000〜THB
自分の場合:以前はトンローのコンドミニアムを借りていましたが、BTS直結エリアの家賃相場が安いオンヌットに引っ越しました。毎月タイに来て1週間以上滞在する場合、都度短期でホテルやサービスアパートに泊まるよりも、思い切ってコンドミニアムを契約した方が安上がりと思ってます。オンヌットは渋滞なく高速道路に乗れるので、空港へのアクセスが便利。
月の家賃光熱費:約14,000THB(約46,000円)
- 家賃:13,000THB
- ジムプール:無料
- 電気:1,000THB
- 水道:40THB
- ガス:無し
日系不動産会社は30,000THB以上の家賃の物件をメインとしているので格安物件は対応していないケースが多いです。20,000THB以下の比較的安い物件を探す場合は、ウェブサイトで探してエージェントに直接コンタクトします。また、どの物件でも直接出向いでオフィスに頼めば内見できます。
- ヨシダ不動産 *駐在員向けの高級物件
- ディアライフ*駐在員向けの高級物件
- Renthub
- Ddproperty
【固定】通信費
タイの通信事情は良いです。インターネットは安定しており、何処のカフェでも無料で高速WIFIにアクセスできます。

月の通信費:約1,000THB(約3,300円)
- 携帯利用料金:300THB/月
- WiFi:800THB/月
携帯電話の契約は日本と異なります。現地で労働許可証を持っている場合は日本同様にキャリアと直接契約するポストペイド形式、そうでない場合は都度チャージして使うプリペイド形式です。コンドミニアムの場合、自宅WIFIは年間契約ですが誰でも契約可能。
【固定】医療・保険
タイで暮らす場合、医療費には注意が必要。外国人向けの有名私立病院は高級医療機関であり、治療費・入院費ともに高額。クレジットカード付帯の海外旅行保険と損害保険会社の海外旅行保険をダブルでカバーするのが一般的な方法です。
BKK一般:バンコクの私立病院の治療レベルは日本に比べても遜色無いです。「バムルンラード国際病院」「バンコク病院」「サミティベート病院」など富裕層や外国人が利用するインターナショナル病院に行けば安心。しかし、治療費に加えて入院代が非常に高額です。
バンコクの私立病院の治療費(参考)
- 救急車:1000THB
- 盲腸手術:60万円
- コロナ重症化:数百万円
- コロナ重症化+人工呼吸器+ICU長期入院:1000万円
- 大動脈乖離手術:1000万円
自分の場合:タイの医療費は馬鹿高いので用心して備えています。無保険で入院する自体になったら…怖すぎる。自分はベトナムで加入している日本+アジア全域で使える「リバティ保険」の海外医療保険(1000万円程度の入院保障)を使ってます。あとはベトナムの上位クレジットカードの利用付帯保険(1億円保障)も持っています。日本のカードの付帯保険は出国から3ヶ月経つと使えないので当てにしてません。
月の医療費:100USD(約11,000円)
- リバティー保険ベトナム:年間1100USD
長期ビザや労働許可証を持っていない場合、現地での保険加入は難しいです。日本で加入するAIUなどの大手が販売する海外旅行障害保険は年間で20万円ほど高額な分、保障が手厚いです。有名病院はカバーしており、キャッシュレスで治療・入院可能。
日本の国民健康保険の外療養費還付請求も使えますが、還付は約5か月後です。
【変動】習い事・セルフメンテ
美容・マッサージ天国。

バンコク
- タイ語学学校:500THB/回
- 日系美容室での女性ヘアカット:1000THB
- ボクシングジム:500THB/回
- マッサージ店での足マッサージ:300THB/1h
自分の場合:マッサージ天国を最大限エンジョイしてます。
月の娯楽費:約5,500THB(18,000円)
- マッサージ・スパ:3,000THB
- 美容室:400THB
- ムエタイジム:2,000THB
【変動】食費
タイは東南アジア随一、”食の選択肢”が豊富。贅沢をすればキリがないですが、もし安いローカル飯で良いのであればかなり安くあがるのが魅力。タイ料理であれば一食200円程度でお腹いっぱい食べられます。

BKK一般論:バンコクの食事事情は日本人にとっては非常に恵まれています。日本食レストランでも庶民的食堂から高級料亭、焼肉、寿司など選び放題。日本食専門スーパー「フジスーパー」や「ドンキ」に行けば何でも揃います。
人気の日本食チェーンの「大戸屋」はランチでも300−400THBほどでやや高い程度。一方で、タイ人メインのローカル食堂やストリートフードは一品50-100THB程度非常に安いです。
バンコクの食事
- ローカルタイ食堂:50THB
- マクドナルド:150THB
- 大戸屋:3-400THB
- 居酒屋:2,000THB/回
自分の場合:タイ料理大好きなので、50%タイローカル料理、20%日本食、15%ファストフード、15%がスーパーマーケットといった割合。お一人様飯の場合、「モスバーガー」「かつや」の使用頻度が高いです。タイ料理は安くて美味いローカル食堂、スーパーマーケットだと「Tops」でサラダを買ったりです。
月の一人食事:約5,500THB(18,000円)
- ローカル食堂:1,500THB
- 日本食:2,000THB
- スーパーマーケット:2,000THB
【変動】交通費
スカイトレインBTSの路線網は近年急拡大しており、どんどん便利になっていきます。

BKK一般論:バンコクの移動手段は鉄道、バス、タクシー、バイク、船と様々。バンコクの中心街のスクンビット通りやラーマ4世通りはラッシュ時は酷い渋滞です。BTSの運賃は東南アジアでも最も高いと言われています。
バンコクの代表的な交通手段
- タクシー初乗り:35THB
- モーターサイ(バイク):10THB〜
- BTS:16~59THB
自分の場合:初乗りが100円程度なのでタクシーを多用します。
月合計:約2,500THB(8,000円)
- BTSスカイトレイン:500THB
- タクシー:2,000THB
【変動】交際費
交際費は恋人や友人など普段付き合うグループによって最も大きく変動します。タニヤ、ナナなどの歓楽街、ゴルフ、流行のレストラン、バー、クラブなど様々な遊び場があります。

BKK一般論:バンコクはとにかく遊びスポットが沢山ですが、旅行者と居住者はお金の使い方は違います。歓楽街として有名ですが、旅行者でも無い場合、バンコクでゴーゴーバーやタニヤで自腹切って遊ぶ日本人は少ないでしょう。タイ人は金土になるとパーティーを楽しみます。
自分の場合:バンコクではビジネスをされてる方々とお付き合いがあるので、日本人経営の飲食店やバーに行くことが多いです。料金は日本と同等かそれ以上。タニヤなどは自費で行く場合、日本やベトナムから仲間が来た時のお付き合いのみです。
月合計:約15,000THB(約50,000円)
- 友人・恋人との外食(レストラン・バー):15,000THB