ホーチミン「マジェスティックサイゴン」仏統治時代の香り残す老舗ホテル【宿泊レポ】

ホテル マジェスティック サイゴン

代化の波が押し寄せるホーチミン市で、サイゴン時代の歴史情緒溢れる文化財に泊まる。

嘗ては”小パリ“と呼ばれ、仏領インドシナ連邦の中核を担ったサイゴン。その名残を留める4大コロニアルホテル(コンチネンタル、グランド、レックス、マジェスティック)の中でも、最も古い歴史と格式を兼ね備えるマジェスティック

今回は、植民地時代の歴史を感じるフレンチコロニアル様式ホテル、”マジェスティック・サイゴン”の魅力をお伝えします。歴史好き・クラシックホテル好き・沢木耕太郎さんのファン必見!

 

このホテルのポイント

  1. 1925年開業、フランス統治時代からの歴史
  2. 王族や各界の著名人が利用した格式
  3. サイゴン川沿いの抜群のロケーション
  4. 沢木耕太郎の小説『一号線を北上せよ』に登場
  5. カジノ併設

マジェスティックサイゴン

ホテルマジェスティックサイゴン_Majestic Sagion_Trendyasia© (1)
オレ
ホーチミン在住者の自分もおすすめホテルTOP5として紹介しています。やはり歴史に裏打ちされたストーリーがあり”サイゴンを知るうえで一泊する価値がある”と思います♪

ホーチミンで豪華&コスパを堪能|俺的おすすめ高級ホテルTOP5

2017.01.10

マジェスティックの歴史は1925年に遡ります。最初に、華僑系ベトナム人大富豪のHui Bon Hoa氏により建設されましたが、第一次インドシナ戦争時にフランス軍に買収され、フランス人の社交場として利用されてきました。

戦後1985年からは国営企業サイゴンツーリストが運営しており、今に続いています。2007年よりベトナム初の5ツ星ホテルに認定されました。

オレ
日本の皇族秋篠宮様や仏ミッテラン大統領など王族や各界の著名人に愛されてきました。
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1925年開業当時のマジェスティックサイゴン。

 

アクセス・立地

観光・ビジネスに最適なドンコイ通りの入口

立地は申し分なし。ホーチミンの主要観光施設やショッピング&ダイニングエリアはこのホテル周辺に集中しています。数ある高級ホテル中でも最もサイゴン川寄りに位置しているのが大きな特徴です。

マジェスティックサイゴン_ホーチミン_Majestic Saigon_HoChiMinh_Vietnam

ホテルの目の前を走るトンドゥックタン通り。

重厚感のあるロビー・ラウンジ

1階のロビーに入ると、大理石のタイル、シャンデリア、ステンドグラスと…アールデコ調の内装です。約100年の歴史ながら、内部は改修に改修を重ねコンデション良く保たれています。

チェックインの際にクレジットカードでデポジットを支払いを求められ1USDがチャージされます。予約方法によっては、バーで利用できるウェルカムカクテルバウチャーを貰える場合もあり。

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シャンデリアと窓のステンドグラスが趣

 

部屋紹介

今回、宿泊したのはデラックスダブルのリバービューの部屋です。広さは45m²で寝室とバスルームが分かれており、2名利用でも十二分に快適です。

部屋は特に円柱とアーチが印象的で、白とクリーム色をベースとしたクラシックな雰囲気です。

Majestic Saigon 2

入り口ドアの部分のアーチ装飾がフランスらしくて非常に優雅です。写真では分かりにくいですが、天井が高くて開放感があります。

Majestic Saigon 3

このキングサイズのベッドの寝心地がとにかく最高。

さり気なく置かれている調度品がアンティークで素敵です。

Majestic Saigon 1

統治時代から使われて続けているであろう、アティークな電話。

客室から望むサイゴン川の景色です。

オレ
今回の101号と低層階でリバービューはちょっと微妙でした。最低でも2階以上を選ぶと綺麗なサイゴン川を楽しめます♪
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101号室の客室からのリバービュー。中層階以上の方がもっと眺めは良いはず。

バスルーム

バスルームは大理石仕様の重厚な造りです。日本人には嬉しいバスタブ付きです。古いホテルなのですが、しっかりとメンテナンスされているので、水回りの問題は何も心配要りません。

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大理石で囲まれた重厚なバスルーム

アメニティも揃っています。個人的にはこのバスルームは好きです。

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オリジナルのバスアメニティ

 

館内ファシリティ

中庭のプール

プールはかなり小さめですが、回廊式の旧館の真ん中に位置しているので静かな時間を過ごすが出来ます。泳ぐというより日光浴したり、プールバーでアルコールを楽しんだりしてリラックスするといった使い方が適しています。プールとパティオが見える内側に面したプールビュー客室もおすすめです。

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プール脇にはスパ、バーが併設されている。

朝食会場は5階の有名なバー

朝食会場は5階のBreeze Sky Barです。朝の朝食ビュッフェは6:30から10:00まで営業しています。夕暮れ時、夕陽に染まるサイゴン川は絶景。夜はサイゴン川を眺めながらのディナーBBQビュッフェが人気です。

オレ
この「Breeze Sky Bar」は沢木耕太郎の著書にも登場し、ファンの間では有名です♪

シャワーを浴びるとまた屋上のテラスバーに行った。軽く一杯飲みたくなったのだ。
通りすがりにカウンターの奥にいたバーテンに訊くと、このバーには「ブリーズ・スカイバー」という名前がついているのだという。ブリーズは、BREEZE、そよ風の意なのだろう。
席は前日と同じくオープン・エアーのサイゴン河を見下ろせるところに坐った。何を呑もうか考えていると、ボーイが持ってきてくれたメニューの中に、「ミス・サイゴン」という名のカクテルがあるのが眼に留まった。

沢木耕太郎 著 『一号線を北上せよ』より

この絶景テラスで頂く朝食は気持ちが良いです。室内席が多くテラス席の数は限られますが、是非ともリバーサイド席を陣取って眺望を堪能して下さい。夜はBARになります。

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Breeze Sky Barから眺めるサイゴン川と後方に広がる2区エリアの高層建築。

直ぐ左手眼下には4大コロニアルホテルの一つグランドホテルサイゴンが見えます。こちらも1930年創業の歴史あるホテルです。正面には雄大なサイゴン川とホーチミンの近代都市開発の様子が伺い知れます。

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左手にはベッドタウンとしての開発が進むのビンタン区がぼんやり見える。

オレ
正直、朝食ビュッフェの品数や質はまあまあといった感じです。近隣の同クラスのホテル(パークハイアットやシェラトン)に比べると見劣りします。でも唯一無二のロケーションが最高ですね♪

定番のオムレツやベトナムならではのフォーや春巻きのコーナーもあります。日本食のコーナーもあります。南国の珍しいフルーツも豊富です。

Vietnam_HCMC_Majestic Saion_Breakfast

 

周辺環境

周辺環境は非常に充実しています。ホテル正面にはサイゴン川沿いに公園、カフェ、ウォーターバス駅などがあります。一方、ホテル後方は観光の定番地であるドンコイ通りやグエンフエ通りです。

リバーサイド

早起きして散策すると非常に気持ちが良いです。この辺りは古くから現地の人の憩いの場となっており、釣りや将棋をしてまったり過ごす人が多いです。

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ホテル目の前の川沿いは市民の憩いの場所。

サイゴン川の辺りを散策できる。

サイゴン・ウォーターバス ”バクダン駅”

2017年末に改装されたホーチミンの水上バスの駅です。慢性的渋滞を解決するための水上バスですが、現在は実用というよりは観光アトラクションの要素が強いです。この1区のバクダン駅から2区へと移動可能です。

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ウォーターバスの運賃は15,000VND(75円)。距離に関係なく均一料金。

1区のベッドタウンとして開発が進むビンタン区(右)の高層ビルエリアとレタントン至近の新設「ビンホームズゴールデンリバー(左)」

グエンフエ通り

マジェスティックはこのグエンフエ通りとも隣接しています。この通りは平日日中は閑散としているものの、毎日夕方以降沢山の家族連れ、カップル、ヤングジェネレーションが集まります。昔ながらの古い建物と近代的ホテルや商業ビルが混在する、”今のベトナム”を物語っています。

夜は若者が集まるグエンフエ通り沿いにはカフェ、レストランが集中。別名ウォーキングストリート。

オレ
この通りにはベトナム唯一の6星ホテル「ザ・レヴェリーサイゴン」があります。クラシックなマジェスティックとは対極の近代的なゴージャスホテルです。宿泊記を書いてますので是非参考にどうぞ♪

豪華絢爛「レベリーサイゴン」ベトナム最高"6星"ホテルでセレブステイ【宿泊レポ】

2018.12.11

 

最後に

ベトナムの歴史を語る上で欠かす事のできない歴史の一部。

ホーチミン市中心のドンコイ通り、グエンフエ通り一帯には高級ホテルが林立していますが、近代化が進み今ではフランス統治時代のコロニアル様式の建物に宿泊できるホテルは数少ないです。

代表的な4大コロニアルホテルの中でも、最もクラシックで情緒があります。ここは良い意味で随所に歴史を感じられる古さを残しており、ノスタルジーに浸ることができます。また、歴代の各国VIPが宿泊したり、沢木耕太郎の小説『一号線を北上せよ』にも名前が登場する位、由緒正しいホテルなのです。

1区中心街の高級ホテルの中では最安部類でコスパも高いです!

 

\🉐お得なマジェスティックホテルの予約方法/

今回は3月の繁忙期にagoda経由で1泊(朝食込)で17,000円程で予約しました。5ツ星ですが1泊12,000~25,000円程度で宿泊可能です。

俺のこぼれ話
日本にも関係が深いマジェスティック
フランス領インドシナが1941年7月に日本軍による南部仏印進駐を受け日仏の共同統治となった後は、フランス植民地政府から日本政府に貸し出され「日本ホテル」と改名され進駐した日本軍や政府関係者の宿舎となりました。わずか4年間だけの出来事です。

\マジェスティックが登場する名著/

📖『深夜特急』の作者、沢木耕太郎がベトナムのホーチミンからハノイまでバスで北上した旅本。宿泊の舞台にもなったのがマジェスティックです。

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講談社
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📖開高健が朝日新聞社へ送った内容をまとめた本。作中に当時のマジェスティックホテルの様子が詳しく描かれています。

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サイゴン4大コロニアルホテルの紹介

  1. 「ホテル・コンチネンタル・サイゴン」:1880年開業・4ツ星
  2. 「ホテル・マジェスティック・サイゴン」:1925年開業・5ツ星
  3. 「レックスホテル・サイゴン 」:1927年開業・5ツ星
  4. グランドホテル・サイゴン’’」:1930年開業・5ツ星
オレ
ホーチミン在住者の自分が「おすすめホテルTOP5」の第3位として紹介しています。

ホーチミンで豪華&コスパを堪能|俺的おすすめ高級ホテルTOP5

2017.01.10